活動レポート:こども映画教室@金沢2026〈初等クラス〉
〜映画のはじまりと世界の映画〜
開催日:2026/8/22(土)
会場:金沢21世紀美術館 シアター21
鑑賞作品:アッバス・キアロスタミ監督『パンと裏通り』
対象:小学生(全学年)
主催:金沢コミュニティシネマ
共催:公益財団法人金沢芸術創造財団
協力:一般社団法人こども映画教室®
後援:金沢市教育委員会、北國新聞社
支援:金沢市
8/22(土)に「こども映画教室 in 金沢 2026年度<初等クラス>」を金沢21世紀美術館のシアター21で開催しました。
今回のテーマは「映画のはじまりと世界の映画」。参加してくれた小学生のこどもたちは4名。
自己紹介のゲームで緊張をほぐした後にみんなの好きな映画を尋ねると、『ドラゴンボール』『ワンピース』『鬼滅の刃』などのアニメーション映画のタイトルがたくさんあがりました。他にも『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』を見に行ったという子や、お父さんと白黒映画の『ゴジラ』を見たことがあるという子もいました。
皆さんが見たことのある映画は最近の映画だけれど、映画はいつ頃誕生したんだろうと問いかけると、100年〜200年前という回答が。答えは1895年。その時に上映された、世界で一番最初の映画『工場の出口』を鑑賞します。
当時の映画をゼロ歳の映画として、今の映画とゼロ歳の映画の違いを考えると「色がない」「音がない」「短い」「お話がない」「CGがない」などの答えが上がりました。次に、今と同じところはどんなところかと尋ねると、「写真が動いている」「こまどり撮影」などの答えがあがります。そして『列車の到着』などの映画を鑑賞した後に、物語を獲得したり色がついたり音がついたり、CGを使っていない特殊効果撮影と、ゼロ歳の映画が今の映画に進化していく過程を鑑賞しました。
ここで少し休憩を挟みながら、映画が誕生する以前の視覚玩具にふれてみます。ゾーエトロープや驚き盤、フリックブックなど、絵が動いて見えるおもちゃや、写真を拡大して映し出す幻灯機を体験しました。
映画は誕生してから世界中に広まっていき、さまざまな国々で映画が楽しまれるようになっていきます。
今日のもう一つのテーマは「世界の映画」ということで、イランの映画『パンと裏通り』を鑑賞しました。『パンと裏通り』はイラン映画の巨匠アッバス・キアロスタミ監督の初監督作品。11分の短い作品でセリフがありません。けれど映画のおもしろさが詰まった作品です。
映画を鑑賞した後には、鑑賞ワークショップを行いました。みんなで相談しながら映画の内容を思い出して、登場人物の気持ちを吹き出しに書いていきます。けれど、気持ちなどの感情に形はありませんが、映画のスクリーンから感じ取ることができます。
映画は鑑賞されることで、観客一人一人のなかにそれぞれの気持ちが芽生える。そうして映画は完成するのです。
残りの時間で鑑賞した『パンと裏通り』の絵日記を書いていると、3時間のワークショップはあっという間に終了時間に。保護者の皆さんたちと今日の内容を振り返ってワークショップは終了しました。
参加したみなさん、ありがとうございました!これからももっと映画を楽しんでくださいね。
*こども映画教室のワークショップは、こども映画教室の知的財産です。許可なく同様または似通ったワークショップをすることを禁じます。

