活動レポート:
こども映画教室®×PLAY EARTH KIDS@恵比寿ガーデンプレイス2025

2025年9月13日(土)から15日(月祝)までの3日間、小学生むけ制作ワークショップ「こども映画教室®×PLAY EARTH KIDS@恵比寿ガーデンプレイス2025」が実施されました。特別講師は映画監督・五十嵐耕平さん(『SUPER HAPPY FOREVER』)。カメラとマイクを持って街なかへ繰り出したこどもたちは、みんなでコミュニケーションを取りながら、自分たちの映画を作り上げました!

今回のこども映画教室は恵比寿ガーデンプレイスにショップを持つPLAY EARTH KIDSとのコラボレーションで行いました。

★ PLAY EARTH KIDSとは
(株)ゴールドウインが展開する「遊び」と「自然」と「子ども」をテーマとしたコトを提案するブランドです。子どもたちは、好奇心をもって世界と関わり、想像力をもって世界を見つめ、直感的に遊びます。自然というフィールドは、決まった遊び方のない無限の可能性に溢れた遊び場であり、遊びは、子どもにとって生きることそのものであり、世界と自分を知るためのきっかけでもあります。

主催:一般社団法人こども映画教室®
協賛:株式会社ゴールドウイン
協力:サッポロ不動産開発株式会社

 
 

ワークショップ 1日目

赤チーム  青チーム  黄色チーム

 

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赤チーム 1日目
いよいよ『こども映画教室×PLAY EARTH KIDS@恵比寿ガーデンプレイス2025』が始まりました。特別講師は五十嵐耕平監督(『SUPPER HAPPY FOREVER』)です。まず最初に映画を撮影するための準備体操をしました。両手でカメラのフレームを再現し、色々な画角を探すワークと、耳を澄まして音に注目するワークをしました。その後はチームに分かれて、1人1カット「面白いじゃんけんを撮ってくる」をミッションに恵比寿ガーデンプレイスの周りで撮影しました。

お昼休憩の後は、午前中に撮った映像をみんなで鑑賞。チームごとに違った視点でじゃんけんを撮ることができました。五十嵐監督から今回のテーマ『あっちとこっち』が発表されるとみんな困惑。チームごとにあっちって何?こっちって何?と考え始めます。赤チームは木や芝生のある場所で撮影することに。ガラスの前の自分と映る自分、ステージの上でパフォーマンスする人と観る人など素晴らしいアイディアが溢れ出しました。会議室を教室に見立てて撮影もしました。

何度もテイクを重ねていく中で小道具を追加してみたり、お芝居を少しずつ変えてみたり。撮ってはみんなで観る、を繰り返してみんなが満足できるシーンを撮ることができました。 明日は丸一日撮影に使える大事な日になります。最後まで妥協することなく、力を合わせて頑張ろう!
(かな)

 

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青チーム 1日目
本日から3日間のワークショップがスタートしました。まずはフレームと音響に関するワークをして、早速それぞれのアイデアを形にするワークを開始。「変わった場所でのジャンケンを撮ろう」では、初対面のメンバーとコミュニケーションをとりながら、アイデアを形にしていきました。

そして今回のテーマの発表「あっちとこっち」をワンカットで撮影しよう!特別講師のイガイガ(五十嵐耕平監督)も「あっち」も「こっち」も何なのかわからない!と宣言する超難問 8⁠-⁠)

青チームは散策しながら「あっち」探しの開始!地下へと繋がる場所を見つけ、「あっち」っぽいと盛り上がり、撮影を開始。どんどんシュチュエーションが膨らんでいって、物語が始まる兆しを感じながら1日目をおえました!
(ガブ)

 

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黄色チーム 1日目
ついに始まったこども映画教室。はじめに、目をつむって周りの音に耳をすませたり、手でフレームを作り映画の見え方を考えたりと映画の準備体操をしました。その後はチームに分かれて撮影へ。「場所を活かした面白いジャンケン」を1人1人撮影しました。

午後には、特別講師である五十嵐耕平監督から映画についての話を聞き、テーマが発表されました。今回のワークショップのテーマは『あっちとこっち』。恵比寿ガーデンプレイスという場所の特性を考えながら、さまざまな境界線を探っていきます。

黄色チームはたくさんのアイデアがあり、みんなでとことん話し合いながら撮影していました。明日からは本格的な撮影に入ります。どんな映画ができあがるのか楽しみです。
(カイ)

 

ワークショップ 2日目

赤チーム  青チーム  黄色チーム

 

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赤チーム 2日目
まずは前日に撮った映像を確認するところからスタート。五十嵐監督をはじめとする大人チームからは1本目と2本目の評価が高かったのですが、こどもたちの意志は固く迷うことなく3本目のストーリーをベースにすることで決定。

ランチを挟んで、午後から本格的に撮影がスタートしました。1カット目は、演者側が笑いを堪えられず何度も撮り直していましたが、「集中!集中!」など声を掛け合いながら撮影していました。ようやく撮り終えたところで、外で撮影することになったのですが、大量の蚊にやられて気持ちが折れてしまい早々に終えて部屋に戻ることになりました。

その後はみんなでストーリーを再考する時間も挟みつつ、様々なシーンを撮影して2日目が終了しました。赤チームは、まだまだ必要なカットが多そうですが、3日目も頑張りたいと思います。
(たくちゃん)

 

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青チーム 2日目
昨日からの緊張もほぐれ、みんな朝から元気に集合。本日撮影したいことや映画タイトルを考えてくる子も散見され、とても意欲的に参加していました。まずは各チームの前日に撮影した映像を確認するところからスタート。五十嵐監督からのお褒めの言葉やこれからの撮影アドバイスをいただき、こどもたちも更にやる気を得ていました。

その後青チームは昨日に続き地下へと繋がる場所へと移動し撮影を再開。映像の撮り直しや更に加える映像を撮影。こどもたちも昨日以上に意見を出し合いそれぞれの思いを感じることができました。ただ意見がまとまらず撮影が難航してしまう場面も見受けられましたが途中休憩をとり気持ちを落ち着かせることで、こどもたちがお互いの意見を尊重しあい譲り合いの気持ちを持ち始めたことで後半は一気に撮影が加速し、素晴らしい映像を撮ることができました。

16:00になり撮影時間は終了を迎えましたがこどもたちの意欲は衰えず明日への計画もみんなで立てていました。3日目も素晴らしい1日なるよう頑張りたいと思います。
(しのぶ~)

 

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黄色チーム 2日目
昨日は緊張からか少し表情が固かったみんなも、よく寝て食べたとリラックスした表情で登場しました。朝一は口々にやりたいことをばらばらに話していたこどもたちも、大きな画面で昨日の映像を見て、特別講師のイガイガはじめ、みんなからのコメントを聞いて、昨日の続きを撮るんだとチームのみんながぐっとまとまりました。

1日目に今回のテーマの「あっちとこっち」を道路を挟んだカットで撮った黄色チーム、他のチームより撮る量は少なかったけれど、「あっちとこっち」が表現できた良いシーンが撮れました。午前中は道路を挟んだ昨日のつづきの不思議なシーンを撮った後、午後は室内で放課後に主人公が不思議な出来事を友達に話すシーンと不思議な出来事をその友達に見せに行くシーンを取りました。

明日は最後のエンディングのシーンを撮るのかな?順調な2日目だったので、最終日どんでん返しがあるのか?最終日も目一杯映画作りを楽しみたいと思います。
(エリィ)

 

ワークショップ 3日目

赤チーム  青チーム  黄色チーム

 

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赤チーム 3日目
3日間の映画作りもついに最終日!
まず、みんなで昨日までに撮ったシーンを見ることに。自分たちが想像していたよりも伝えたいことを映せていないことに気が付きます。限られた時間の中で、どうしたら全てのシーンを撮り終えられるか話し合い、やるべきことを整理していきました。
撮影が始まると1,2日目とは打って変わって、素晴らしい集中力とスピードで撮り始めました。外の撮影では暑さと空腹の中でも、何度もテイクを重ねて納得いくまで撮影しました。五十嵐監督が教えてくれた「こんなもんでいっかではなく、自信を持ってお客さんに届けられるよう妥協せずにやろう」という言葉を思い出しながら午前中の撮影を終えました。

お昼ご飯を食べた後は、ラストシーンの撮影。ラストシーンは結末を映さずお客さんに考えてほしいという意見が出て、緊張感のある素晴らしいシーンを撮ることができました。 編集とポスターに分かれて作業を進め、上映会も近づいてきたころ、編集部屋でまさかの事態が。
一通り編集を終えて作品を見た後にチームリーダーの深ちゃんから「なにか足りない気がするんだけど、みんなどう?」と問いかけが。するとこどもたちからも同じ意見がでます。すぐにポスターチームに声をかけて追加のシーンを撮影することに。さらに追撮と並行して音録りもやりたいと声があがります。みんなで力を合わせてすごい集中力で撮影し、無事に赤チームの『なぞの転校生』を作り上げることができました。

マイペースで自由、あまり意見を主張しない子が多かった赤チーム。意見をぶつけ合う時間は多くはなかったけれど、映画を作るときのみんなの顔はとても生き生きとしていました。 またこども映画教室で会えるのを楽しみにしています。3日間お疲れ様でした。
(かな)

 

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青チーム 3日目
いよいよ最終日、朝の時点で残り5シーン必要なことを皆で確認し、撮影に臨みました。驚異的な集中力で11時までに撮影を終え、編集とポスター制作に分かれます。

映像を確認すると、意図していなかった魔法のような編集が偶然生まれ一同大興奮!ですが同時にシーンの手ぶれが気になり追加撮影が決定、さらにBGM録音もあります。残り1時間、追撮組と音楽制作組に分かれてラストスパート!

最後の確認ではラストシーンを巡って意見が分かれましたが、多数決では決めず、作品にとって、観客にとって何が最善か、それぞれの理由を伝え合い、中間のアイデアを見出しました。

舞台挨拶では準備した言葉を堂々と伝えることができ、3日間での大きな成長が実感できた締めくくりとなりました。おつかれさまでした!
(ガブ)

 

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黄色チーム 3日目
3日間のこども映画教室も今日で最終日です。
まずは2日間で撮った映画の素材を確認し、みんなで他にどんなシーンが必要か話し合いました。撮影するシーンが決まるとさっそく外へ。恵比寿ガーデンプレイス中心の長い坂で、主人公ともう1人のぼくが走り抜けるシーンを撮ることに。1人1人が自分の撮りたいショットを考え、みんなでカメラを交代しながら全部で4カットの壮大なシーンになりました。演者の2人も何度も坂を駆け下り頑張っていました。

  お昼ごはんを挟み午後になると編集チームとポスター製作チームに分かれて作業へ。編集では、切り返しのカットや1カットの間に別のカットを入れ繋ぎ合わせたりと、難しい作業を自発的に行っていました。ポスター製作では、タイトルを切り絵風にするなど他にはないポスターが完成しました。

上映会では、堂々と舞台挨拶をすることができ、なにより自分たちの映画をたくさんの人に観てもらえた事をみんなで喜んでいました。あっという間の3日間でしたが、みんなの思い出や経験としてこれからもずっと残っていくような3日間だったのだと思います。お疲れさまでした。
(カイ)