「こども映画教室くるくるアニメーション@奥沢2024」活動レポート

*こども映画教室のワークショップは、こども映画教室の知的財産です。許可なく同様または似通ったワークショップをすることを禁じます。

開催日:2024年8月24日(土)13:30~16:30
開催場所:奥沢区民センター(東京都)
対象:小学生1年生~6年生

映画が誕生する前に生まれた、絵が動いて見えるおもちゃ“ゾーエトロープ”の工作を通じて、絵が動く仕組み=映画の原理 を楽しみながら体験するワークショップ「こども映画教室くるくるアニメーション」。今年で2回目となった世田谷区奥沢での開催です。

まずは、映画の歴史を体験しよう!

「こども映画教室くるくるアニメーション」では、ゾーエトロープの工作に入る前に、必ずやっていることがあります。それは、“映画の歴史を学ぶ”ことです。

ただ、“学ぶ”と言っても真面目なお勉強ではなく、世界で最初の映画を鑑賞したりクイズに挑戦したりしながら、「どうして絵が動くの?」「ゾーエトロープが、私達がいま観ている映画へどう繋がっているの?」を遊びながら体験します。

短いワークではありますが、映画の歴史を振り返りながら「1895年の映画と2024年の映画、変わらないことは何だろう?」とこどもたちと話し合ったりしていると、「どっちもうごく」や「そこにいる人が映っている」と目に見えることから、「面白い映画を作りたい気持ち」や「情熱!」なんて作り手の気持ちまで、様々な意見が飛び出すとても楽しい時間です。

ゾーエトロープで自分の絵を動かしてみよう!

絵が動く原理や映画の歴史を学んだ後、ゾーエトロープ作りがスタート! まずは皆でゾーエトロープの装置の部分を工作し、各々フィルム部分に自分で動かしたい絵を描いていきます。

制作スタイルはこどもによって異なり、描きたい1つのモチーフを突き詰めていく子、とにかくたくさん描いていろんなものを動かしてみる子、動きだけじゃなく色も変化させてみる子、と本当に様々な作品が出来上がります。

でも、全員に共通しているのは、「絵が動く」ことの楽しさに目をキラキラさせながら夢中になること。生まれた時から身近に映像がある現代のこどもたちでも、作品が出来上がる度に互いに見せ合い、「見て!これすごい!」「あの子のもすごいよ!」と、とっても盛り上がるんです。

作品をスクリーンで上映しよう!

​最後は保護者の方にも参加していただき、自分のとっておきの一作をカメラで撮影してスクリーンで上映します。描いた絵が動くたびに保護者から拍手と歓声が上がるので、上映後のプチ舞台挨拶では、どの子も恥ずかしそうにしながらも嬉しそうな表情に。

そしてワークショップが終わった後、保護者の方に嬉しそうに作品を見せながらいろいろと説明している子どもたちの姿を見ると、毎回とても嬉しくなります。

作ったゾーエトロープと、フィルムはお土産として持ち帰ることができます。お家でもたくさん作品をつくってみてね!

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