中央FM RADIO CITYにてこども映画教室の活動が紹介されました!
東京都中央区を拠点とするFMラジオ局・中央FM RADIO CITY。「Hello! RADIO CITY」番組内で毎月第一金曜日に放送している「今月の国立映画アーカイブ」にて、〈TIFF映画教育国際シンポジウム2024〉のパネルディスカッションで司会を務めた冨田美香さん(国立映画アーカイブ主任研究員)が放送翌日に開催を控えたシンポジウムとこども映画教室®︎についてお話してくださいました。
放送日:2024年11月1日
パーソナリティー:JUMIさん
出演:国立映画アーカイブ主任研究員 冨田美香さん
Hello! RADIO CITY:http://fm840.jp/blog/hello
こども主体の映画教育
「大人は手出し口出ししない」。こどもたちが自分自身の力で映画を発見し表現することを重視したこども映画教室®︎の、20年にわたる活動とその方針を紹介いただきました。
TIFF映画教育国際シンポジウム2024
今回はこども映画教室®︎のお手本となったチリのドキュメンタリー映画の傑作『100人の子供たちが列車を待っている』にちなみ《世界のこどもたちが映画を待っている 〜社会課題と向き合う映画教育〜》をタイトルとしたこと、当日は、『100人の子供たちが列車を待っている』で描かれる、困難な状況におかれたこどもたちへの映画教育の重要性について議論されることをお話くださいました。
TIFF映画教育国際シンポジウム2024:https://2024.tiff-jp.net/ja/lineup/film/37009YUT06
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〈TIFF映画教育国際シンポジウム2024〉を終えて
映画の力
シンポジウムでは、チリ、パレスチナ、スペインから映画教育活動を進めるゲストを迎え、それぞれの地域における映画教育の課題と役割、特に紛争や貧困に翻弄されるこどもたちに映画が与える力について議論が深められました。映画に触れることによりこどもたちの自尊心が高まり、困難な状況を乗り越える力、家族とのコミュニケーションを改善する力、そして自分自身の物語を語る力が育まれるのです。
★SNS担当者からひとこと★
日本での映画教室では「自主性を育むこと」が重要視されていますが、パレスチナでは、物語が外部からもたらされ、自国のナラティブが育まれない。自国やこどもたちのアイデンティティを育むための映画である、という議論はとても意義のあるものでした!
シンポジウムの記録映像は、後日東京国際映画祭と国立映画アーカイブのYouTubeチャンネルで公開される予定です。
東京国際映画祭:https://www.youtube.com/channel/UCORSyZr9pmBD1iKJDf3RtNw
国立映画アーカイブ:https://www.youtube.com/c/NFAJ_PR