小学生向け映画制作ワークショップ
「こども映画教室@昭和村2024」3日目レポート
10月12日(土)〜14日(月・祝)、小学生向け映画制作ワークショップ「こども映画教室@昭和村2024」が開催されました。いよいよ最終日、追加撮影・編集・ポスター作り、そしてお披露目上映会へ…。3日目のレポートです。
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★ 赤チーム 3日目
3日目の最初は、昨日撮った素材のラッシュをみんなで観るところから始まりました。
チームリーダーのおっくんの声かけのもと、ひとつひとつカットの特徴や良かったところ、逆に上手くいかなかったところをメモしながら丁寧に観ていきました。最後まで見終わり、ラストシーンに納得いかない様子だった子どもたち。楽しいシーンで終わりたいという意見が出て、限られた時間の中、再び撮影に向かいました。
ワイナリーに着くや否や、今まで以上にテキパキと段取りを組み撮り始めました。集中して、少ないテイクでエネルギー溢れるシーンを撮ることができました。
戻ってからは、編集とポスターづくりに分かれて進めていきます。
編集でも自分たちの映画制作の欲望に従って猫のシーンを入れたり、たまたま生まれた歌を取り入れたりしながら完成に向かっていきました。ポスターには、小道具で使った葉っぱを貼ったりして、工夫した楽しいポスターが出来上がりました。
上映会でスクリーンに映った、走ったり驚いたり退屈したり笑ったりするみんなの姿は魅力的で、引き込まれていきました。確かな感情がそこに表れていたからだと感じます。素晴らしかったね。
みんな最後までお疲れさまでした!
(リカちゃん)
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★ 青チーム 3日目
いよいよ最終日です。
まずは編集室で昨日撮った映像を観て並べ替え、この映画の大筋を立てていきました。並べてみると、カットとカットの繋がりの不自然さや足りない部分に気づきます。追加撮影で何を撮るかを話し合い、ポスター班と追撮班に分かれて行動しました。
追撮班は、りんたんの家で「消えた妹を探すために家中を探し回る姉」のシーンを、凄まじい集中力で撮っていきました。
ポスターはほぼ1人で描きすすめ、仕上げをみんなで描いて完成させることができました。 最後は、追撮分を調整したあと、オープニング用の音楽を即興で演奏し、映像と合わせて完成しました。
上映会ではいろいろなコメントをもらい、みんなからは達成感に満ちた雰囲気を感じられました。昭和村だからこそ、りんたんの家でこのメンバーが集まったからこそ出来た映画だなと、スクリーンを観ながら感じました。
みなさん、3日間本当にお疲れ様でした!
(ひなちゃん)
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★ 黄チーム 3日目
最終日、まずは今まで撮影した映像を通して観てみます。足りないシーンをみんなで考えて、神社と川の道に行くことが決まりました。
今ある素材でも大丈夫といえば大丈夫な状況でしたが、もっと良い作品にしたいというみんなの想いが伝わってきました。
神社にいき、2日目に撮ったラストシーンの撮り直し。もっと楽しいシーンにしようということで、今まで三脚でfixしていたスタイルを変え、躍動感のあるものに変更しました。
そして川へ向かう道を再撮。初日蚊にたくさん刺されてしまったので、蚊取り線香の煙を纏いながら撮影を完了させました。
戻ってきてタイトルを決めるのですが、体力を使ったせいか、話し合いが思うように進みません、それでも年長者が率先して意見をまとめていきタイトルも無事決定。編集、ポスター、音楽も上手く役割分担して時間内に完成させることができました。
上映会、作品は女の子二人組と友だちになりたい子が奔走する話、それが現実の黄色チームとリンクして、フィクションとドキュメントのあわいのような素晴らしい作品に仕上がりました。何より音楽が素晴らしい。
黄色チームのみんなは、成長してもう一度この作品に出会うのでしょう。そのことを考えると本当に胸がいっぱいになりました。みんなお疲れさまでした。
(ガブ)
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