TIFFティーンズ映画教室2024 1日目レポート

8月2日、こども映画教室が企画運営している「TIFFティーンズ映画教室2024」(主催:東京国際映画祭)、8日開催の本日が初日となりました。初日は、

  • ワーク①「自己紹介とインタビュー」
  • カメラやガンマイクのレクチャー
  • ワーク②「『「出会いを撮影」してみよう』
  • 黄色班の上映会

を行いました。

ワーク①「自己紹介とインタビュー」

自分の自己紹介して隣の人がインタビューします。簡単そうに聞こえますが、間をあけることなくインタビューすることはとても難しいです。はじめに挑戦した参加者はとても苦戦しているようでしたが、ポイントポイントで西川さんが「ヒント」を与えていくことで、徐々にインタビューが盛り上がっていきました。

インタビューはただ質問をし、質問に答えるだけではありません。インタビュアーの些細な反応を見て話を広げたり、エピソードを思い出したりします。そのため西川さんは「目線やあいづち、人の話を聞くこと大事さ」や「話を引き出すために自分の話をする」「自分が何に興味を持って、何が聞きたいか」を、要所要所で聞き、こどもたちはそれに合わせて柔軟に「人の話をきくこと」を取り入れていきました。

最終的には情景が浮かぶエピソードを聞き出せるようにまでみんな成長しました。明日は「他者」と「他者」のエピソードを組み合わせて、話を作り出すワークがあり、どのように生かされるかとても楽しみです。

ワーク②「出会い」を撮ってみる。

熱中症にならないためのレクチャー、カメラやガンマイクのレクチャー後に、地図を眺めてロケーション場所を決めて、撮影に向かいます。

西川さんの『「出会い」を撮ってみる。』をロールプレイするためのルールは三つ。

  • ワンカットで撮る
  • どう撮ってもよい
  • 1分以内

ここからおとなたちは、参加者のみんなの自主性やアイデアが生まれることをじっと待つ役割に。役割分担を決めるのも参加者のみんな。輪になって対話して役割を決めていきました。

青チームは、みんなで歩きながらシーンを決めていきました。演出を担当したメンバーも、別のメンバーのアイデアを取り入れながら進めていきます。

すべてのメンバーがすべての役割をロールプレイします。そのため前にカメラを担当したメンバーが、次の担当するメンバーに三脚の水平のとり方を教えるという「教えるリレー」も自然発生していきました。

そして何より驚いたのがメンバーひとりひとりが、それぞれの「異なる出会い」のバリエーションが生み出そうとしていたこと。

ワーク③別チームの撮った映像を見てみよう

撮影が終わったら、黄色チームの撮影した映像をみんなで鑑賞。他のチームが撮影した「出会い」の映像をみて、感想を発表してもらいました。「建物の角を使った出会い頭の出会い」「3人の出会い」などなど、様々なバリエーションを鑑賞しました。

「カメラを動かしたらどんな映像が撮れるのだろう」というアイデアに、自分たちだけで出会える瞬間に立ち会えるのも「手出し口出ししない」を大切にしているこども映画教室ならではです。

TIFFティーンズ映画教室2024 1日目note

https://note.com/teensmeetcinema/n/n17254b95a4b8

https://note.com/teensmeetcinema/n/ne16bf8203bda

https://note.com/teensmeetcinema/n/n68bbb09e8925