トビリシサンライズ国際青少年映画祭 2019

トビリシサンライズ映画祭2019にて、CCAJ 2018-2019 作品の『扉の向こう側』がグランプリ(2019)、ゆうたがベストアクター賞を受賞しました!映画祭には、参加者のゆうたとスタッフのあさみんが参加しました。

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トビリシサンライズ国際青少年映画祭 公式Facebookページ

1日目

雲一つない晴天に恵まれて、映画祭がスタートしました!

現地のこどもたちによるダンスや、ミニコンサートで楽しい歓待を受けました!現地のこどもたちが何より楽しそうに我々を迎え入れてくれています!午後はこども審査員の紹介。今回は、ジョージア、ウクライナ、アルメニア、イラン、アゼルバイジャン、ドイツ、ベルギーのこどもたち、そして日本からゆうたもこども審査員として参加します。

1日目は、アルメニア、オーストラリア、オーストリア、アゼルバイジャンのフィクション映画だけでなく、切り絵アニメ、ストップモーションアニメなどバラエティに富んだ短編映画を鑑賞。その後の"Meet & Greet"では、各国それぞれの団体の説明と自己紹介と質疑応答をしました。


ゆうたも英語で自己紹介を頑張りました!1日目終了後は、現地のこどもたちの案内で街を少し観光しました。彼らの視点で、一生懸命トビリシの街を案内してくれました!(あさみん)

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2日目

今日は午前中から映画鑑賞。
午後の部と合わせて、ジョージア(トビリシ)、ジョージア(アバシャ)、ベルギー、デンマーク、エストニア、フィンランド
フランス、ドイツ、ギリシャの映画を38本鑑賞しました。

上映後はジョージア民族音楽団のこどもたちが、伝統的な衣装を着て舞踏や民族楽器演奏を披露してくれました。いよいよ3日目、こども映画教室の中学生たちが制作した『扉の向こう側』が上映されます!(あさみん)

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3日目

上映3日目、49本目の作品として『扉の向こう側』が上映されました!

上映後は短い時間でしたが、ゆうたが舞台挨拶に立ちました。ウクライナの女の子には、「たった10分の中でこんな色々表現された映画ができているのが素晴らしいから、今度は長編つくってね」と言われていました。
 
休憩時間になると審査員の皆さんや参加各国の方々が各々質問に来てくれて、中学生のこどもたち自身でお話づくり・撮影・編集をしていることに、みなさんが驚いていました。何人からは「自国のみんなにも観てもらいたいからまずはスクリーナーが欲しい」との相談もありました。
 
そして上映会の時にゆうたの隣でサポートしてくれているのは、トビリシ自由大学のニノさん。渡航直前、元岩波ホール、絵本作家のはらだたけひでさんにトビリシのことについて色々お伺いする機会を得ることができた際に、「日本語を話す学生がサポートしてくれるとしたら、トビリシ自由大学のコテ先生(通称“ハンサム・コテさん”)が教えている学生かもしれない。」と教えてくれました。ニノさんに聞くと、まさにハンサム・コテさんが映画祭に紹介してくれた学生でした。
 
夕方からはハンサム・コテさんにお礼を言いにトビリシ自由大学にお邪魔し、日本語を学ぶ学生の皆さんとも交流しました。
元農業大学があったところらしく、ワイン学科もあるらしいです。
 
夕食の後はミニ・ディスコパーティー。民族舞踊、民謡を教えてくれたり、現地のこどもたちと一緒に歌ったり踊ったりー。大人は民族舞踊のレッスンで体力が早々限界になり見守るモードになりましたが、ゆうたは現地の子のノリに合わせて最後まで楽しんでいました。(あさみん)

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4日目

作品上映も終わり、4日目はバスをチャーターしてみんなで世界遺産・古都ムツヘタへ。

栃ノ心の故郷で、幹線道路沿いには栃ノ心の大きな看板がありました。丘の上に建っているジュワリ修道院、街の真ん中にあるスヴェティツホヴェリ大聖堂を観光。お昼は、小籠包のようなグルジア料理ヒンカリを食べました。お昼が終わるとやはりディスコ。トビリシに帰ってくると、こども審査員で受賞作を1本に絞るディスカッションをしました。みんなそれぞれゆずれない作品があって、白熱したディスカッションでした。ゆうたも負けずに好きな作品を主張しました!

5日目は受賞式と閉会式。夜にはトビリシを出発します!(あさみん)

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5日目

トビリシ滞在最終日!
夕方までは自由時間だったので、トビリシ市街地を少し観光をしました。ピロスマニの作品をナショナルアートギャラリーにて鑑賞後、旧市街を観光しました。
 
夕方からは授賞式・閉祭式に参加し、各賞の発表と授与がありました。

こども映画教室の作品は、まずベストアクター賞をゆうたが受賞し、さらにグランプリも受賞しました!そしてそしてアバシャ児童青少年国際映画祭のZviadさんも駆けつけてくれていて、アバシャの映画祭からも賞をいただきました!!!
 
ゆうたと2ショットで写っているのは、トビリシサンライズ映画祭のEterさん。『扉の向こう側』の上映を決めてくれた方で、当日までの私たちとのメールのやりとりや、映画祭の進行ほとんどすべてを担っていて、我々の映画祭の参加をサポートしてくれました。Eterさんに拍手。
 
主宰のGrishaさんからは最後にワインをいただきました。これはこども映画教室の大人スタッフの皆さんで飲みたいと思います。Grishaさんは40年もこの活動を続けていて、こどもたちの活動を見守りつつ、毎日楽しく我々を迎えてくれました。ありがとうございました!!!
 
ゆうたも毎日一緒にいたトビリシとのこどもたちとの別れを名残惜しそうにしていました。授賞式・閉祭式後はすぐに空港へ移動し、ここで空港まで見送りに来てくれたニノさんともお別れ。5日間ありがとうございました!無事定刻通りにトビリシを発ちました。(あさみん)

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改めてジョージアの出来事を振りかえるとジョージアに行ってよかったなと思います。

その理由はたくさんあります。まずはジョージアの人達はとてもやさしくフレンドリーだったことです。 フェスティバルの初日、私はとても緊張していましたがとてもやさしく話しかけてくれて、そこからいろいろな人達と仲良くなれました。

2つ目はテーマが決まっていなかったので様々なジャンルの映画を観れたことです。社会的な問題を取り上げた映画もあれば、ユニークなアニメーション、伝統的な生活を取り上げた映画もありました。ちょっと自分には難しいと感じる映画もありましたが、映画の撮り方、編集の仕方などの映画のことだけでなく、社会の問題、人生についてなどいろいろなことを考えるきっかけとなりました。人によって感じることは違いますが、いろんなことを考えさせられる、かんじられる、知れる、それが映画の魅力だと改めて気づきました。

3つ目は、映画だけでなく、伝統的なダンス、伝統的な食事、ジョージアの世界遺産、ジワリ修道院、スヴェティツホヴェリ大聖堂などのジョージアの文化、歴史を体験することができたことです。  今回の体験で、映画もジョージアも好きになりました。本当にありがとうございました。(ゆうた)